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腸内環境を整えることのメリット4つ

「腸」と聞けば、「消化・吸収して、残りカスを外へ押し出す臓器」くらいにしか思わない方も多いのではないでしょうか。とんでもない!「第2の脳」と言われるほどの重役様なのです。健康か不健康か、どっちに転ぶも腸サマ次第。ご自分の健康状態に、ほんのわずかでも不安のある方は、何はともあれ「腸活」から始めましょう!

 

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腸内環境を整えると、いいことばかり 

1)「腸内環境」とは何か

町内環境でも庁内環境でもない「腸」内環境とは何でしょうか? まずは知識の確認をしておきましょう。 

小腸と大腸がありますが、「腸内環境」という言葉は主に大腸を指します。医学用語ではありません。健康食品業界の造語ではないかとの説が有力です。医学研究者より先に食品業者が気付くとは考えにくいですので、言葉が発案された時すでに腸の重要性は明らかになっていたのだと思われます。 

 

大腸にはおよそ100兆個もの細菌が棲息しているそうです。それらが腸の内壁に貼りついている様子がお花畑みたいだということから、「腸内フローラ」とも呼ばれます。その特徴は、3つのグループに分けて説明されます。 

 

  1. 善玉菌:健康増進力のある頼もしい菌。全体の2割。 
  2. 悪玉菌:さまざまな不健康を引き起こす菌。これは1割ほど。 
  3. 日和見菌:善でも悪でもないどっちつかずの菌で、優勢な方に付くという、議員選挙で言う「浮遊層」みたいな存在。7割と大勢を占める。 

 

上記①②③を見ればわかると思いますが、良い腸内環境というのは、 

 

多数派の日和見菌が善玉菌の味方になった状態 

 

です。お花畑を善玉菌でいっぱいにすることで、健康な体になれるのですね。   

 

2)どんな「いいこと」があるのか 

主に4つのメリットがあります。 

 

  1. 感染症などの病気に強くなる:感染しにくくなり、なっても軽度で済む。 
  2. 疲れにくくなる:腸内でビタミンB群やビタミンKなどを生成できるようになり、それが疲労回復に繋がる。 
  3. 太りにくくなる:エネルギー代謝が活性化して、脂肪を溜め込まなくなる。 
  4. 癌にかかりにくくなる:アンモニア、硫化水素の生成量が減少することで、癌になるリスクが下がると言われている。 

 

他にも、便秘改善、体臭軽減などもあるのですが、便秘と体臭で悩んでいない方には関係ないので、メリットからは外しました。 

腸内に老廃物が滞留すれば体にさまざまな悪影響が出ます。便秘の方はぜひ腸内環境を整えるようがんばってください。 

 

もっと根本的で素晴らしいメリット4つ 

腸の中のことですから、食べ物と深く関わっているということは容易に想像できますよね。こういう食材が腸内環境改善によい、という情報はずいぶん見かけます。でも、本当に必要なのは、よい食材を食べることではなく、悪いものを食べないことなのです。 

 

まず気を付けたいのが、大食です。食べた回数ではなく、1日に食べた量です。消費エネルギーと比較して明らかに多く摂取するということは、胃腸を始めとして各種臓器によけいな仕事をさせることになり、それを続けるとどの臓器も疲弊してしまいます。 

 

大腸はひたすら老廃物の処理を続けなければならず、腸内環境は悪化します。お通じのよい人でも、古い便、いわゆる「宿便」が溜まっていることはあるそうです。排便が毎日あっても、食べ過ぎによって宿便が残り、腸内環境を悪くしますので、食事の量が適正かどうかの検討から始めましょう。間食も含めて考えてください。 

 

次に、食べる内容です。腸内環境改善の定番とも言えるヨーグルトやチーズ、キムチなど、効果の認められている食材であっても、毎日続けるのなら気を付けなければならないことがあります。 

 

食品のパッケージの裏には「成分表示」がありますね。この中でとりわけ要注意なのが添加物のひとつ、保存料です。ソルビン酸・プロビオン酸・安息香酸・プロタミン・ポリリジン等々。食品をできるだけ長持ちさせるための添加物なので、腐食・劣化の原因となる微生物の繁殖を抑える働きがあります。これが腸に侵入すると、善悪に関わらずすべての腸内細菌を減らしてしまう可能性があります。その結果、癌細胞が活性化して、癌になりやすい体に。 

 

保存料の発癌性について、食品添加物の業界団体は「経口摂取による発癌のデータはない」と反論しています。が、その根拠はラットを用いた短期間の動物実験で、人間が10年、20年と食べ続けたらどうなるかという点はわかっていません。 

食品添加物には、毒性が不明なまま明治維新後に大量輸入されたという歴史があります。今は厳しくなったとはいえ、発癌性やアトピー、発達障害などとの関連性を疑う声は依然として聞こえてきます。 

たまに食べる程度なら問題はないでしょう。でも、毎日続ける食品は、保存料も含め添加物のできるだけ少ないものを選ぶべきです。 

 

悪いものを食べないだけではなく、食べ方の悪さも問題です。とりわけ、深夜の食事や飲み会の後のラーメンなどは、物ではなくタイミングがNGです。おいしいものはいつ食べてもおいしいのですが、いつも体に優しいわけではありません。 

 

このような食生活も含めて、不規則な生活は腸内環境悪化の重要なものの一つです。お仕事に繁閑の差がある方は、生活リズムが乱れやすいので要注意ですね。忙しい時ほど大食するという事例もあり、仕事のストレスは体のあちこちに影響を及ぼします。 

 

生活が乱れるとなぜ悪いかと申しますと、自律神経がおかしくなるからです。自律神経は、意志の力で制御することができません。心臓を動かしたり、食べ物を消化したり、血管を収縮させたりして、全身のバランスを保つ大切な神経です。この乱れが激しくなれば、精神にも悪影響が及びます。抑鬱状態は自律神経と深い関係があります。度が進めば鬱病になり、精神科医のお世話になることに。 

 

もう一つ気を付けたいことがあります。感染症などの際に処方される抗生物質です。これ自体が微生物なのですが、自分以外の微生物や細胞の発育を阻害する効果を持っています。高熱のような症状は、抗生物質が抑え込んでくれます。経験のある方は多いでしょう。 

 

私事で恐縮ですが、つい先日、高3の長女がマイコプラズマ肺炎にかかり、抗生物質のお世話になりました。40度8分という、妻も私も初めて見る高熱に慌てたのですが、抗生物質『ジスロマック』を服用した翌日には37度まで下がったのです。体温を4度近くも下げたのですから、肺炎菌を力でねじ伏せてくれたのですね。 

 

でも後になって考えると、肺炎菌といっしょに、悪くない菌まで殺したのでは?と思ったのです。熱が下がっても娘の食欲はなかなか回復しませんでした。ひょっとしたら、腸の中が荒れていたのかも。善悪まとめてぶった斬るのが抗生物質の特徴ですから、娘の腸内環境が悪化したと考えられなくはありません。 

 

かく言う私も、咳が酷い時に『クラリス』という抗生物質でウソのように軽快したことがあります。 

西洋医学の根底にあるのは、「今、目の前にいる敵の排除」です。体質改善にまで踏み込む東洋医学とは違いますので、長期間の服用はやめた方がいいですね。医師も、せいぜい1週間分くらいしか出さないはずですが。 

 

ここまで見てきたことから、腸内環境を改善することによるホントのメリットが4つ明らかとなります。 

 

  1. 食事に気を配ることで、栄養素などの知識を得て、その結果、必要なものと不要なものの区別ができるようになって、低カロリーな食生活に変わる。 
  2. 保存料を使わない食材を探すうちに、無農薬・有機栽培などの方面に関心を持つようになる。体によい食材は総じて高価格なので、ムダな買い物を減らすなど、お財布に気を遣うようになって、家計の収支が改善する。 
  3. 抗生物質をきっかけとして、医薬品のことを知るようになる。ふだん何気なく飲んでいた家庭の常備薬なども見直すようになり、薬に頼らない体づくりに励むことに。 
  4. 自律神経の乱れを意識し始めると、規則正しい生活の重要性に気付く。生活態度がよくなり、それに伴って、腸以外の症状も改善されていく。 

 

腸だけを改善するなどという裏技はありません。肉体は一つですから、一部分のための健康法はやがて全身に及びます。結果として、抱えていた疾患が次々と治った!というウレシイことに繋がっていくわけですね。 

 

結び 

内臓は目で見ることができません。内視鏡検査や開腹手術などをする医師しか知らない世界です。 

それだけにさまざまな憶測や推論、仮説などが横行することにもなります。医師でも知らないことはありますから。21世紀の今、専門家だけに任せたら安心、という時代は過ぎている気がしてなりません。 

まず、自分で情報を探すこと。怪しげな話や偽情報に振り回されることもありますが、そうやって自力で真実を掴むことで、健康な未来への道を開いていくことになるでしょう。自分の体のいろいろなことについて知るいい機会です。腸をきっかけに、心身全体の健康を求めるポジティブな生活に変えていってはいかがでしょうか。 

 

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