季節の変わり目って体調を崩しやすいですよね。特に暑く長い夏の後に「秋バテ」になってしまうという方も多いのではないでしょうか?
今回は、秋バテになってしまう原因と、夏の疲れを解消する事が出来るオススメの食べ物についてご紹介します。
「秋バテ」その原因は?
「秋バテ」あまり馴染みのある言葉ではないと思いますが、実際に秋口に体調を崩す人は多いですよね?
夏バテの原因が、体力のない人がなりがちですが、「秋バテ」は体力に自信がある人でもなってしまう可能性が非常に高いと言われています。その主な原因は次の3つです。
①寒暖の差
寒暖の差が激しいと、様々な身体の不調が出てきますよね。それはなぜかと言うと身体の血液の循環が悪くなってしまい「自律神経」が乱れてしまうからです。自律神経と言うのは、身体の機能を自然に調節しているので、これが狂ってしまうと体調を崩してしまいます。
夏の終わりから秋口にかけては、残暑が厳しくて真夏のように暑い日もあれば、肌寒くて長袖じゃないと過ごせないような日もありますよね。この寒暖の差って身体にはダメージが大きいですね。
②低気圧
みなさんの中には、雨が降る前は決まって頭痛になったり、体調がなんだか優れなくなる・・・と言う方がいらっしゃるのではないでしょうか?
これって実は「低気圧」が関係しているんです。
夏の終わりからは、低気圧の日も少しずつ多くなりますよね。そうすると「空気中の酸素濃度」が薄くなってしまい、身体のあちこちに不調が出てしまうと言うわけなんです。
秋口は、先にも書いた「寒暖の差」もあり、これと低気圧が重なる事で、自律神経の乱れがさらに悪化し、秋バテの症状が出てしまうんですね。
③食事
夏の間って、暑さのせいで冷たい飲み物・食べ物を摂取する機会が増えますよね。冷たいものって口あたりは良いのですが、身体を冷やし胃腸機能を低下させてしまうんです。
長い夏の間にすっかり弱ってしまった胃腸機能、そこに涼しくなった事で食欲が復活し、いろんな食べ物を一気に食べ始めるのって実は弱った胃腸にはダメージが大きいんですよね。
また食べ過ぎてしまうと、胃液の分泌を促す「ガストン」と言う物質が多く発生するのですが、このガストン、あまりに量が増えると胃液が逆流してしまって、胸やけの原因にもなってしまい、結果また食欲不振を招いてしまうと言うわけなんです。秋バテで食欲が低下する・・・と言う人は、これが理由かもしれませんね。
夏の疲れを解消して秋バテ対策!
やっと夏バテが終わったと思ったら今度は秋バテ?!想像しただけでゾッとしますよね。
秋バテを防ぐには「夏の疲れを秋まで引っ張らない」これが一番です。それには、規則正しい生活と食事の見直しをする必要があります。
夏の疲れに効く栄養素と含まれる食べ物をご紹介するので、ぜひ毎日の食事にうまく取り入れてみてくださいね!
①ビタミンB1.B2
ビタミンB1.B2は、糖質をエネルギーにかえると言う作用があり「疲労回復」効果が非常に高いとされています。大豆・納豆・豆腐・豚肉・ウナギなどに多く含まれています。
特に大豆製品は、イソフラボンを多く含むので、美肌効果もあります。夏はお肌が受けるダメージも大きいので、お肌の疲労回復にもとても有効です。女性の方はぜひ意識して食べるようにしてみてくださいね!
②ビタミンC
こちらも疲労回復効果が高いとされている栄養素です。
レモン・キウイ・ブロッコリーなどに多く含まれており、風邪の予防にも効果的です。毎年秋口になると風邪をひいてしまうと言う方は、ぜひ毎日ビタミンを摂る習慣をつけましょう!
③アリシン
強い殺菌作用・疲労回復効果があると言われており、ビタミンB1の吸収を助ける働きがあります。
ニンニク・みょうが・生姜などに含まれているので、料理の際にワンポイントとしてくわえると、味のアクセントにもなりますしオススメですよ!
④クエン酸
疲労によってダメージを受けた細胞を修復するには「アデノシン三リン酸(ATP)」というエネルギー源が必要だと言われています。このATPは「ATPサイクル(クエン酸回路)」という働きによって生産されているのですが、このATPサイクルを活性化するのにクエン酸が非常に有効です。
レモンや酢などに多く含まれているので、こちらも料理の際にさっと加えると良いですよ。サッパリとして食べやすくなるので、夏バテのまま食欲が戻らないと言う時にもいいですね。
いかがでしたか?秋バテを回避するには、夏の疲れをしっかり解消してから秋に挑む!事がとても大切です。食べ物のパワーで今年こそ秋バテ知らずのカラダになってくださいね!
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