女性には特に多く見られる、冷え性や低体温。筆者は体温高めでも低めでもないですが、周りには冷え性で切実に悩んでいる友人もいます。寒さが厳しくなるこれからの季節は、さらに辛くなりますよね。
低体温や冷え性と聞くと、健康面でのマイナスイメージが何となく思い浮かびますが、実はダイエットにおいても大敵だったって、皆さんご存知でしたか?
今回は、低体温・冷え性とダイエットの関係や、体温を上げる方法、それによって得られる効果に迫ります。低体温の方はもちろん、そうでない方も必見ですよ。
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低体温は太りやすい要因になる
まずはじめに、低体温と冷え性の違いについて、軽く触れておきますね。
- 低体温・・・体の”中枢の”温度が常に低い状態のこと
- 冷え性・・・”末端”(手先、足先など)が冷えること
このように二つは全く同じではないのですが、対策は共通している部分もあったりするのです。今回は、低体温ベースでご解説していきますね。
ヒトは恒温動物といって、周囲の環境に左右されず、体温を一定に保とうとする動物です。暑いと汗が流れ、寒いと身震いをし、体温調節をしていますよね。
この体温調節の働きこそが”代謝”で、ヒトは摂取カロリーの約7割をこの体温調節に使うと言われています。すごい割合ですよね。特に体温を上げる時に、多くのカロリーが使われるんですよ。
そして何と、普段の平熱が1度違うだけで、一日当たりのカロリー消費量が300~400kcalも違ってくるのだとか!この違い、ほぼ一食分と言っても過言ではないですよね・・・。こんなに差があるなんて驚きです。
また、脂肪燃焼に深く関わると言われている”代謝酵素”も、活動が最も活性化される温度は36~37度と言われ、低い温度だと、その働きが鈍るのだとか。
その他、低体温は健康面においても影響を及ぼします。新陳代謝が悪くなるので、免疫力が低下し、病気になりやすくなるんです。
ここまでを見てみると、低体温の方は少しでも克服したいですよね。また、低体温でなくても、体温を少しでも上げたくなります。
では、改善方法にはどのようなものがあるのでしょうか。
低体温を改善する方法5選
基本的に、健康的な生活習慣が、低体温改善のカギとなります。ここでは、気を付けるべき主な項目を5つご紹介していきますね。
1、適度な運動をする
運動は健康と切っても切れない関係にあります。
低体温を克服するためには、毎日少しずつでも良いので運動することを習慣にしましょう。ウォーキング(一日トータル30分目標)や、ストレッチですと、下半身が総合的に鍛えられるスクワットなどもオススメです。
運動不足は、熱を作り出す筋肉の低下にもつながります。
2、湯船に浸かる
シャワーで済ませがちな方も多いと思いますが、5~10分でも良いので、湯船に浸かりましょう。
ポイントはぬるめの温度です(平熱+4度が体にとって良いとされている)。半身浴でも大丈夫ですよ。
3、栄養バランスの取れた食生活を心がける
欠食や偏食をしないようにしましょう。
朝を抜いてしまう方がいますが、朝食は、眠っている間に下がった体温を高めてくれますよ。食べないダイエットは、言うまでもなく良くないです。
また、冷たい食べ物や甘い食べ物も、食べ過ぎると体を冷やすと言われています。ビタミン・ミネラル、たんぱく質など、バランスよく栄養を摂取することを意識しましょう。
4、冷暖房に頼り過ぎない
冷暖房に頼り過ぎると、自分で体温を調節する機能が鈍くなるとも言われています。
特に夏場は、冷房が効きすぎている空間って多いですよね。冷えすぎには、くれぐれも気を付けましょう。
5、睡眠をしっかりとる
睡眠不足になると自律神経が乱れます。すると血管が圧迫され、体の冷えを招きます。そうでなくても、睡眠不足は体に毒でしんどいですよね。しっかり体を休めるため、睡眠は十分にとりましょう。
いかがでしたか?
ちなみに、健康的な人の平熱は36.5~37度で、一般的に36度以下ですと低体温になるのだとか。
筆者は、かろうじて低体温ではないですが、健康的な平熱には少し届きません(涙)
体温を上げることは、健康面に良いのはもちろん、痩せやすい体作りにつながります!あなたも今日から、体温アップ始めませんか。
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