ラグビーワールドカップも終わり、いよいよ国内のトップリーグが11月13日から始まります。昨年はパナソニックが優勝しましたが、今年はどこが優勝するのか、五郎丸選手が所属するヤマハ発動機が昨年2位に終わった雪辱を果たすのか、注目です。
また、アメリカンフットボールの社会人リーグ「Xリーグ」も10月31日に開幕します。学生リーグは既に始まっており、1月3日のライスボウルに向けて、激戦必至です。
ラグビーもアメフトも、ファンが多くなってますが、「正直、何が違うのかよく分からない」というライトなスポーツファンも多いのではないでしょうか。今回は、そんな方々向けに、同じ楕円形のボールを使うスポーツ、アメフトとラグビーの違いをご説明していきたいと思います。
もともとは同じ起源のスポーツ
ラグビーの起源は、「1823年、イングランドの有名なパブリックスクールであるラグビー校でのフットボール(サッカー)の試合中、エリス少年がボールを抱えたまま相手のゴール目指して走り出した」ことだとされています。大雑把にいえば、ラグビーは手で持っていいサッカーと言えますね。
一方、当初アメリカでも行われていたフットボールですが、ボールの所有権の曖昧さなどから、アメリカ独自のフットボール開発の気運が高まり、1876年、当時ラグビー選手として活躍していた、「アメリカンフットボールの父」、ウォルター・キャンプにより、基礎的なルールが決められました。
この時に決められたルールは、
①フィールドでプレーするのは1チーム11人ずつ
②第4ダウンの攻撃で10ヤード進めなければ攻撃権を失う
③センターからクォーターバックにボールをスナップして攻撃が始まる
といったものでした。
この3点がアメフトとラグビーの違いの原点なんです。攻守がきちんと分けられたという意味では、野球に近いかもしれません。
装備も全然違う!
基本的にラグビーの場合、マウスピースは全員つけますが、大学生以上は防具はほとんど付けない選手が多いです。フォワードの選手がヘッドギアをつけるぐらいでしょうか。
アメフトの場合、全身フル装備の防具をつけます。ヘルメット、ショルダーパット、ヒップパット、ニーパットなどです。
前の写真にもありますが、アメフトも創設時は防具なしでした。でも、あまりにも怪我が多いので、防具が発達したのです。理由は明白、ラグビーでは、ボールを持ったプレイヤー以外のコンタクトがない、つまり、ボールを持っているプレイヤーはタックルされる心構えが出来ているということです。
また、タックルにもルールで制約があります。危険なタックルはファールですし、危険で悪質なファールはシンビン(一時退場)です。
逆に、アメフトはボールを持ってない選手に対して、オフェンスもディフェンスもコンタクトが出来ます。オフェンスは手でつかんではいけないというルールがありますが、基本的にどこから誰が飛び込んでくるか分かりません。防具装備なしなら、死者でると思います。
まとめ
その他、ラグビーはパスを前に投げてはだめですが、アメフトは1回の攻撃に1度だけですがOK。人数もラグビーは15人、アメフトは11人。
ラグビーは一度交代した選手はもう試合に出れませんが、アメフトは選手交代自由で基本的に出たり入ったりします。違いをあげたらきりがありません。ラグビーとアメフト、実は全く違うスポーツです。それぞれの良さがありますので、是非両方を見比べてみて下さい!
この記事へのコメントはありません。