ワールドカップで3勝したラグビー日本代表「エディー・ジャパン」が凱旋帰国しました。惜しくも決勝トーナメント進出は逃しましたが、マスコミは大フィーバーしてますね。
とくに本サイトでも取り上げた五郎丸選手はあちこちに引っ張りだこです。CMもたくさんオファーが来ているそうです。これからますます期待が活躍できそうですね。
11月3日には、五郎丸選手も出場する国内のトップリーグが開幕します。その前に、「ワールドカップまでラグビーなんて見たことなかった」、「ワールドカップを見たけどいまいちルールがよくわからない」という方のために、ラグビーのルールを超初心者レベルで解説していきたいと思います。
ラグビーの原点はサッカー
ラグビーの発祥の地はサッカーと同じくイングランドです。その起源はイングランドの有名なパブリックスクールである「ラグビー校」で、サッカー(フットボール)の試合中にある少年がボールを抱えたまま相手のゴールを目指して走り出したことだとされています。ちなみに、ラグビーの語源はこの学校の名前にあり、今でも現存しているんですよ。
つまり、ラグビーはサッカーと同じく、陣取り合戦で、相手のゴールに向かってボールを運ぶ競技で、違いはラグビーは手を使ってもいいスポーツだということをまずはご理解ください。
サッカーの場合、ゴールポストの中にボールを蹴りこむと1点ですが、ラグビーは相手陣地にボールをつけたら「トライ」となり5点が入ります。トライの後はおまけでキックができます。コンバージョンゴールといいます。このキックが相手陣地の2本のポールの間を通過すればもう2点入ります。
コンバージョンゴールはトライした地点から自陣にまっすぐ下がった場所から蹴ります。端から蹴るより真ん中から蹴ったほうが入りやすいですよね。余裕をもってトライした人が真ん中の方まで歩いてちょこんとボールを地面につけるシーンを見たことありませんか?それはこういう理由があるからなんですね。
その他の得点方法はペナルティーゴールです。これは、相手の反則があった場合にその地点からボールを蹴り、コンバージョンゴールと同様にポールの間を通過すれば3点が入ります。
ディフェンスの方法
相手陣地にボールをもって進むのを相手が黙ってみているわけはありません。ボールをもっている選手に向かって体当たりで止めに行きます。これを「タックル」といいます。タックルしていいのはボールを持った人に対してだけです。
相手のタックルをかいくぐって一人でゴールまでボールを持ち込むのは難しいです。そのために仲間にパスをしながら進むのですが、ラグビーでは自分より後ろにしかパスができません。前にパスをすると「スローフォワード」という反則になり、相手ボールになってしまいます。
ボールを自分より前にもっていきたかったらキックするしかありません。蹴りだしたボールを仲間がうまくキャッチできれば大きく前進しますが、ラグビーボールは楕円形ですから、どこに転がるか予測が難しいです。急がば回れでパスを回すか、イチかバチかキックで大きく前進するか、この辺もラグビーの見所ですね
スクラム
反則の種類によっては、プレイのリスタートがスクラムになることがあります。「ノックオン」という、ボールを持っていた選手が前にボールを落としたり、パスを受けそこなって前にボールを落としたりした時の反則が代表的ですね。
この場合、両チームのフォワード8人同士が組み合い、相手側の選手がボールを投げ入れます。投げ入れたチームのフォワードの選手が足でボールを後ろにかき出し、ボールがスクラムから出てきたらプレイ再開です。
ゴール前などは、スクラムで前進できるならスクラムで押し続けてそのままトライまで持っていける場合もあります。
まとめ
いかがでした?思ったより簡単だと思いませんか。自分で持って走るか、キックするか、後ろにいる選手にボールを回すか、いずれかで前進しながらゴールを目指す。
反則したら相手ボールになりプレイ再開。手で持つ以外は結構サッカーに近いというのがわかると思います。次回ワールドカップは日本で行われます。それまでに基本ルールて、日本代表を応援しましょう!
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