ダイエットを成功させるために必要なのは意志の力だと言われたことありませんか。実は意志の力で体重をコントロールすることは困難なのです。
今回は、なぜ意志の力で痩せようとすると失敗するのか、また解決方法についてお話していきたいと思います。
ダイエットに失敗する理由は脳にある!?
ダイエットに取り組んだ人の9割がダイエットに失敗してリバウンドしてしまうというデータがあるのですが、それには実は脳が関係しているのです。
え?どういうこと?
と思われたかもしれませんが、これから脳についてお話していきます。
脳の表面を覆う大脳新皮質は、意志や理性を司っています。人間が最も発達させた部分で、「新しい脳」とも呼ばれています。
一方、その下には本能的な感情や欲望を司る大脳辺緑系という部分があり、「古い脳」とも呼ばれます。実は、ここの働きが肥満を引き起こしているのです。
人類の進化の歴史を24時間とすると、23時間59分59秒までは飢餓との戦いだったため、少ない栄養をため込むことで生き残る確率を高めていたのですね。
それゆえ、古い脳と呼ばれている大脳辺緑系はダイエットを飢餓状態と認識し、生きるために強力な力で食べさせようとするのです。
それに意志の力で抵抗することは不可能だと進化生物学者シャン・ガイシンガー博士が言っていますし(;´Д`)。
なので、ダイエットに成功するためには意志の力が強くないと無理だ!という考え方は大きな間違いなのです。
また、意志が弱いからってダイエットを諦める必要もないのです。だって、もっと食べさせようとする古い脳の働きに意志の力で抵抗することは難しいですからね。
では、抵抗する方法はないのだろうか。
いえ実は、脳の中にある食べさせようとする力に抵抗する方法はあるのです。
脳の中にある食べさせようとする力に抵抗する2つの方法
食べさせようとする古い脳の働きに抵抗する2つの方法を紹介します。
1つ目は、「脳を手なずける」です。色んな手段で脳をだまし、食欲を抑えることで痩せるという方法です。
詳細はコチラ⇒脳を手なずけて食欲を減らすことで痩せるダイエット方法!
2つ目は、「習慣力」です。漫画家わたなべぽんさんは習慣を見直すことで35キロの減量に成功しているのですね。
詳細はコチラ⇒生活習慣を見直すことで35キロの減量に成功したダイエット方法!
2つの方法を紹介しましたが、どちらも難しくないはず。
特に2つ目の習慣力が重要なのではないだろうか。なぜなら、痩せている人の生活習慣を身に付ければもう二度とリバウンドするようなこともほぼないに等しいからです。
太る生活習慣のままだったら、食事制限や運動など何らかの方法で一時的に体重が減ったとしてもリバウンドするのは当然のことですからね^^;。
目先の目標やノウハウにとらわれないようにすることが大切なのです。
ところで、睡眠不足はダイエットの大敵ということ知っていましたか?
実は、睡眠不足すると意志を司る新しい脳(大脳新皮質)の部分がマヒしやすくなるので、食べるという行動に出やすくなるのです。
欲望に負けやすくなるのですね。
なので、しっかりと睡眠は取ることが大切なのですよ。
さいごに
今回のポイントをまとめると以下の通りになります。
脳の中にある食べさせようとする力に意志で抵抗することはできないので、意志でダイエットすると失敗するということ。
しかし、抵抗する方法は2つあって、脳を手なずける、習慣力の方法を活用することで意志が弱くてもダイエットに成功できるということ。
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