プロテインとはタンパク質の事です。
タンパク質を摂取しても、そのままの状態では体内で吸収をする事が出来ません。アミノ酸に分解されて、初めて体内で吸収することができるのです。
また、BCAAはアミノ酸の中でも体内で作る事が出来ない必須アミノ酸になります。どちらを摂取することが、効果的なのでしょうか?
プロテインとはタンパク質のこと
プロテインとはタンパク質の事で、卵から作られるエッグプロテイン、大豆から作られるソイプロテイン、牛乳から作られるホエイプロテインやカゼインプロテインとがあります。
プロテインの中でも、現在はホエイプロテインが主流となっています。摂取するタイミングによりカゼインプロテインだったり、女性であれば女性ホルモンに似た効果があるソイプロテインの摂取をしたりと、目的によって飲むタイミングや種類を変えます。
現在は、エッグプロテインは殆ど販売されていませんが、筋肉を作るためにはホエイプロテインを、満腹感を得るためにはソイプロテインやカゼインプロテインがお勧めです。
どちらもダイエット効果を促す役割があります。
BCAAとはどんなものか?
BCAAとは必須アミノ酸のことで、バリン・ロイシン・イソロイシンの3つを総称した呼び方です。必須アミノ酸とはアミノ酸の中でも体内で合成することができず、体外から摂取をしなければいけません。
動物性のタンパク質に含まれており、牛乳や鶏肉、マグロ、卵などが挙げられますが、食品から十分な量のBCAAを摂取するのは難しくサプリメントで補う方法が一般的です。
筋肉のエネルギー源となる唯一の必須アミノ酸で、筋肉内の必須アミノ酸の30~40%はBCAAで構成されています。
筋肉を効率よく活動させるため、長時間運動する場合などにはBCAAが減って筋肉をエネルギー源としないようにサプリメントの摂取をする事で、筋肉の分解を防いだり合成を促進します。そのために、運動後の疲労が軽減される効果もあり、集中力も高まります。
プロテインとBCAAの摂取について
プロテインとBCAAの摂取タイミングについてですが、ホエイプロテインは運動後30分以内に摂取するのがお勧めです。
カゼインプロテインやソイプロテインはホエイプロテインよりも吸収が遅く、満腹感を得ることができることや成長ホルモン分泌のタイミングを考えて就寝前や間食の代わりに摂取するといいですよ。
寝ている間に成長ホルモンの分泌が高まりますが、そのタイミングで必要な栄養素がなければ十分に筋肉の合成をする事が出来ません。
筋肉の合成をすることで、基礎代謝が高まり痩せやすい身体になります。BCAAは既に体内で吸収された状態になっている物です。運動前や運動中に摂取することでエネルギー不足をなくし、筋分解を防ぎ合成を促します。
まとめ
摂取タイミングにより、一概にプロテインとBCAAのどちらが良いとは言えませんが、プロテインは肝臓で分解をして、アミノ酸になって初めて吸収が出来るようになります。そのため、日本では動物性タンパク質の摂取が欧米ほど多くはなかったため、分解機能が外国人より劣っています。
そういった点から考えると、タンパク質を摂取する時に肝臓に負担がかかってしまうため、分解をしきれなかった場合は摂取しても効果が得られないことから、BCAAの方がお勧めかもしれません。
しかし、過剰摂取していなければプロテインを飲んでも問題はありませんので、摂取時間や目的、1日のタンパク質摂取量によって使い分けるのが良いでしょう。
この記事へのコメントはありません。