睡眠不足は太るということを一度は聞いたことがあると思います。
どんなにトレーニングを頑張っても、どんなに食事に気をつけても、睡眠時間が少ないとせっかくの努力が無駄になってしまいます。
最近の睡眠とダイエットの研究でも、睡眠時間5時間未満のグループは、6時間以上睡眠をとっているグループと比べて、体重が重くなり、さらには年をとるごとに急激に体重が増加していることが明らかになりました。
この研究で睡眠時間が少ないグループは、睡眠時間が多いグループと比べて摂取カロリーが多いこと、脂質を多く摂取していることがわかりました。
睡眠不足がダイエットに悪影響のワケとは
睡眠不足の何がダイエットを阻害してしまうのでしょうか。
大きく分けると、睡眠不足が摂取カロリーを増加させてしまうこと、消費カロリーを低下させてしまうことにあります。
これらは食欲に関係のあるホルモンが関与しています。食欲を抑制するレプチン、食欲を亢進するグレリンです。
この2つのホルモンは睡眠時間によりコントロールされます。
例えば睡眠時間を10時間取った場合は、食欲を抑制するレプチンが多く分泌されます。反対に4時間睡眠を取った場合は、食欲を亢進するグレリンが多く分泌されます。
ご理解いただけたでしょうか。
睡眠不足だと食欲を抑えるホルモンが減って、食欲を増進させるホルモンが増加していきます。空腹感が増すため、その結果摂取カロリーが増えてしまうのです。
睡眠時間は多すぎるのも良くありませんが、逆に少ないのも良くありません。
言い換えると睡眠不足=体にとっては危機なのです。そのため脂肪を沢山蓄積しようとする人間の本能が働いてしまうのではないかと考えられています。
良い睡眠をとる方法
まずリズムが大事になってきます。できるだけ毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きましょう。そして朝はめざましではなく、太陽の光で起きるのが望ましいです。
寝る前にはカーテンを置開けて寝ると良いでしょう。
規則正しい食事を
次に規則正しい3度の食事です。
毎朝同じ時間に食事を摂っていると、その一時間から消化系の活動が活発になるため、朝の目覚めが良好になります。夜の食事はもちろん軽めに。空腹で寝つけない時は消化の良い物を選びましょう。
まとめ
快適な睡眠のポイントは規則正しい生活を送るということです。
朝ご飯を食べない人が多いと思いますが、まずはドリンク1杯からでもいいので飲んでみて下さい。それが習慣になってきたらおにぎり1つなど、徐々に習慣づけていきましょう。
この記事へのコメントはありません。