ダイエットをするうえで「時間栄養学」と言うものはご存じでしょうか?
時間栄養学というものがどういう事であるかを見ていきましょう。この時間栄養学を理解することにより、ダイエットを効率的・効果的に行えるようになります。
この考え方の元となる身体活動のリズムも含め、食事について考えていきます。
体内時計について
時間栄養学とは、体内時計といわれる内臓の働きのリズムとの関係に注目をした考え方です。
基本的に栄養学というと「何を食べるか」ということに重点を置いていきますが、身体活動のリズムに合わせて、「いつ食べるのか」を意識する事によって、体内時計を整えながら代謝を上げていきます。
代謝が上がるという事は、当然「何もしていない時の消費エネルギーが上がる」という事なので、安静にしているときでもエネルギー消費をするため太りにくい身体を作る事が出来るのです。
これにより、いつもと同じエネルギーを摂取していても、痩せる事が出来るのです。
なぜ夜遅くに食事すると太る?
夜遅くに食事をすると太ると言われる理由についてです。
時間栄養学の考え方の中で、体内時計に関わるホルモンがあります。このホルモンは、体重や体脂肪率の合成に関わっているもので1日の中でも分泌量が変わる、日内変動のあるホルモンです。
22時~午前2時までの間が、昼間の時間帯に比べると20倍も多く分泌されると言われているホルモンです。そのため、夜遅くに食事をとると太ってしまうのです。
朝~昼のうちにしっかりと食事をして、22時以降の食事は避けた方がダイエットには効果的です。
20時までに食事をとるのが理想
基本的に食事は、寝る3時間前までに摂取するのが良いと言われています。
時間栄養学の点を踏まえて考えた場合に、22時から脂肪の合成を促すホルモンが増えてしまうという事を考えると20時までに食事をとっておくことが理想的です。
寝る前や遅い時間は、食べ物のエネルギーを消費しきれずに余ってしまった余分なエネルギーは蓄積する元となってしまいます。どうしても難しいという事であれば、最低でも寝る2時間前までに夕食を食べ終えるように心がけてみてください。
また、仕事柄などでどうしても食事が遅くなってしまうという人は、分食をお勧めします。おにぎりなどの炭水化物を17時位に摂取して、帰宅後に野菜やタンパク質といった低カロリーの物を摂取してみてください。
まとめ
ダイエットをするうえで「時間栄養学」という点に気を付けて食事を行うという事は大切です。
時間栄養学を考えた場合に、脂肪の合成を促すホルモン分泌が高まる時間や就寝時間を考えたうえで、20時前に夕食を取る事は大切です。
また、どうしても難しい場合には食べるものに注意をして、分食を心がけてみるのがよいでしょう。
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