ダイエットをする場合に、有酸素運動が効果的と言われジョギングや水泳などの運動が推奨されることが多くあります。
実際に運動の種類と特徴を見ていくとともに、行う場合の注意点についても理解して、年齢や体力に応じて自分に合ったトレーニング方法を見つけていくことがダイエットをするのには効果的です。
では、まず水泳とジョギングをそれぞれ見ていきましょう。
水泳を用いたダイエットについて
水を用いたダイエットとしては水中ウォーキングやアクアビクス、クロールや背泳ぎを用いたロングスローディスタンス(LSD)というように30分以上の運動を行う事が脂肪燃焼には効果的だと言われています。
特に水中の場合、重力ではなく浮力の中で行う運動になりますので骨や靭帯、筋肉に負担をかけずに行う事が出来る運動となります。
そのため、ケガをして運動を出来なくなってしまったスポーツ選手の体重維持や全身持久力の維持、または一般の人で腰痛や膝痛などを持っている人のダイエットにはオススメの運動です。
重力に逆らっていないということは、筋力を増やすことは難しいため、基礎代謝を上げて痩せやすい身体を作るという事が出来ません。
長時間動くことにより、筋持久力が高まり長く動き続けることができるようになるという事で、エネルギー消費量が増える事や体内に蓄積されている脂肪を燃焼するという意味で効果的です。
ジョギングを用いたダイエットについて
重力に逆らって行う運動で、ジョギングをした際には膝には体重の3~4倍の負担がかかります。脂肪の燃焼効率が良くなるのが20分~になりますのでそれ以上の時間動き続けるとなると、それなりの筋力がないと関節を痛める原因になります。
ジョギングの場合、ランニングよりはゆっくりとしたペースで走りますので長時間走る事が可能になりますが、心拍数が上がりすぎてしまうと脂肪よりも糖質を多くエネルギーとして利用してしまいます。
体内にある脂肪を燃焼したいという事であればゆっくり長く、気持ちの中では“ややきついかな”と思う速度で走る事をお勧めします。
筋持久力がアップするなどの効果も得られます。水中より強度が高いという意味で、筋肉量も若干増える事から、痩せやすい身体を作るのには良い方法です。また、スイミングのように特殊な施設に行かなくても運動が出来るというのもランニングのメリットです。
水泳やジョギングを行う際の効果と注意点
水泳では痩せないというような話しもありますが、自分に合ったトレーニング方法というのは個人によって異なります。
どちらも共通して言えることは“心拍数を上げすぎない”という事です。心拍数が上がりすぎてしまうと脂肪より糖質の方がエネルギーとして利用されてしまいます。
目標心拍数は簡単な方法だと(220-年齢)×0.6~0.8(運動強度)と言う式があり、個人の能力に応じた心拍数が設定されます。当然、年齢などを考慮したカルボーネン法という方式で、更に細かく設定をする事も可能です。
ただ、心拍数を測定しながらの運動は難しいため、主観的運動強度の「ややきつい」と感じる程度の運動強度で行う事が一つの指標とされています。どちらが痩せるかという点についてですが、個人の体力やケガなどに応じて選択をするのが良いでしょう。
まとめ
ジョギングと水泳についてどちらが痩せやすいかという点については、個人差があるので一概にどちらが良いという事は言えません。
低体力者や膝や腰に痛みがあるのであれば水泳の方が効果は得られると思いますし、特にどこの痛みもなくある程度の体力があるのであればジョギングの方が効果は得られる確率は高いはずです。
この記事へのコメントはありません。