厚着になるにつれて肌の露出度が減り、ちょっとだけ太っても「まぁいっか」とダイエットを油断してしまいがち。数か月で春になりまた薄着のシーズンがやってきます。
実は運動したくない寒い冬の季節こそがダイエットに最高の環境なのかもしれませんよ。
『夏痩せ冬太り』は間違いだった!?
次のようなイメージを持っている方は少なくないでしょう。
”夏は汗をたくさんかくから痩せる。逆に、冬は太りやすい季節。”
私自身も真実を知るまではそうでした。
しかし、実は冬が痩せやすい季節だったんですよ。夏よりも冬のほうが基礎代謝が高くなるからなのです。基礎代謝っていうのは、人間が何もしなくても自然に消費されるエネルギーのことですね。
たとえば寝てる時や、ぼ~っとしている時でも、呼吸をする、心臓を動かす、体温を保つなど様々な生命活動のために常にエネルギーが使われているんですね。私たちが消費する1日のエネルギーの約7割はこの基礎代謝によるものなんですよ。
さらに基礎代謝の大部分は、熱を作り出して体温を維持するのに使われるんですね。
夏の気温は私たちの体温に近いので、体温を維持するためにエネルギーをたくさん使う必要がありません。しかし、冬は気温が低く、体温との温度差が大きくなります。そのため、体温を維持するために体を温めようとエネルギーをたくさん使うのです。
冬は夏に比べると基礎代謝が約10%ほど高くなるんですね。なので冬は痩せやすく、夏は太りやすいとも言えるわけですよ。
でも冬に太ってしまうのはなぜ?
冬は痩せやすい季節のはずなのに、中には太ってしまう人もいると思います。なぜそういった矛盾が生じるのでしょうか。
考えられる要因は2つあります。それは食事と運動ですね。
夏はあつくて暑くて、食欲が低下に陥ってしまい食事量が減っていませんか?でも、冬になると食欲が増してご飯をたくさん食べてしまう傾向にあると思います。
そして、運動量はどちらかというと夏の方が多いんじゃないでしょうか。冬は寒くて外に出る機会が減り、家の中でこたつの中に入ってゴロゴロしがちですし。
運動量が少ない上に食事量が多いと、いくら痩せやすい冬の季節でも太ってしまいますよね。
では、冬に痩せるダイエット方法を紹介します。
冷えた身体を温めて痩せる!
体が冷えやすい冬の季節は、身体を温めることで脂肪が燃焼しやすい体を作ることがポイントとなります。なぜなら、体温を上げようとするときは熱を作るために多くのエネルギーを必要とするからですね。
体温が1℃上がると基礎代謝量が約13%アップするんですね。
基礎代謝を上げるには身体の外から暖房や厚着で冷えた体を温めることもいいのですが、身体の内側から温めるほうが効果は大きいんですよ。
なので、冷えたカラダに身体の内側から温めて、エネルギー消費を高めるようにしましょう。
身体の内側から温める工夫
身体の内側から温めるのに良い運動が、ウォーキングですね。外が冷える冬の季節になると運動するのもおっくうになりがちですが、この季節こそ積極的に運動するのが大切です。
最初は寒いと思いますが、30分程度のウォーキングをするだけでもだんだんと体温が上昇して身体の内側からポッカポカと温まってきますよ。
また、体温を上げるのにお風呂も効果的です。38~40度のぬるま湯に数十分つかることで、体の芯まで温まります。
運動だけでなく体の中からもサポートしてあげることで燃焼効果アップします。なので、食事にも気を遣いましょう。
梅干し、ウルトラしょうが、ニンニク、ネギ、唐辛子などの食材は体を温める効果があります。また、寒いところで作られた食べ物も身体を温める効果があるんですね。
どんな料理がいいのだろうかと迷ったら、冬といえばやはり鍋ですよ。体の芯から温めてくれますし、栄養満点なので一石二鳥ですね。
運動と食事をうまく組み合わせて、基礎代謝を上げて理想の体重を手に入れてみてくださいね。
さいごに
『夏痩せ冬太り』というのは間違いで、実は冬の方が基礎代謝が高く痩せやすい季節だったんですね。
冬の季節はダイエットするのに、最高の環境が整っています。
冬は寒くて動きたくなくなります。しかし、このチャンスを生かして本気でダイエットに臨むかどうかで、痩せれる人とそうでない人の差が出るのではないでしょうか。
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