女子フィギュアスケート界に浅田真央さんや安藤美姫さんと匹敵する、いや超えるかもしれない可能性を秘めている選手が現れました。
それは大庭雅さんです!
彼女は、フィギュアスケートを初めてわずか1年半で、全種類のジャンプを成功させています。とても素晴らしい選手なのです。高難易度のトリプルアクセルを近いうちに見られるかもしれませんよ!
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ジャンプが得意
大庭さんはジャンプを得意とする選手です。トリプルアクセル以外の3回転ジャンプをすでにマスターしており、世界のトップクラスの選手でも難しい3回転の2連続ジャンプを跳べてしまうんですよ。
2010年のジュニア時代の頃の大庭さんの動画がありましたよ。
ジャンプを何度も跳んでいるのに全く転んでいません。安定感が素晴らしすぎますね^^。
よくよく見ると、彼女は助走をあまりつけないで、突然ジャンプしているんですよ。
フィギュアスケートに詳しい人によると、短い助走は軸がブレにくく、安定したジャンプが跳べると言うのです。しかも、短い助走は採点で高得点に繋がるんだそう。
浅田真央さんも、ジャンプをする前は助走をあまりつけないで跳びます。普通は助走をつけないと、高難易度のジャンプが跳べません。
なぜ短い助走でジャンプが跳べる?
大庭さんは実は、4歳から10歳まで器械体操を習っていました。
器械体操がどうして安定したジャンプに繋がるのかというと、「回転練習をしていたから、軸の取り方が生かされている」と、本人は言います。
これが器械体操をしていた当時9歳の頃です。
バク転を華麗に決めていましたよ。あと、各種目必ず演技の終わりに着地があるんですけど、これが特にフィギュアスケートのジャンプの安定感に活かされてるんだと思いますね。
このまま器械体操を続けてたら、体操のプロになってもおかしくない上手さでした。
体操をやめてフィギュアスケートを始めた理由は、家族でディズニーオンアイスを観て、あんなふうに踊ってみたいと思ったからだそう。
▼ディズニーオンアイス「デア・ドゥ・ドリーム」
確かに子供だけでなく大人も見たら踊ってみたくなっちゃいますね。氷の上で華やかに滑る彼らは素敵です。
もしかして中の人はスケート経験者なんじゃ・・・?いやいや、ミッキーはミッキーです。中の人なんていませんでしたよね!
で、大庭さんのすごいところは、スケートを10歳で始めて半年で大会に出場し、アクセルジャンプを成功させているんですよ!
全種類のジャンプをわずか1年半で習得した
1年半で習得できたのは、体操で回転の軸の取り方をすでに理解していたからですね。
ちなみに、全種類のジャンプっていうのは「トゥループ」、「サルコウ」、「ループ」、「フリップ」、「ルッツ」、「アクセル」の6種類です。どう違うのか詳しくは下の方に後述しています。
コーチの門奈裕子さんによると、大庭さんのジャンプは安藤美姫と跳び方が似てるんだそう。
これってすごいことですよ!?安藤美姫さんって言えば、女子選手で初めて4回転ジャンプを成功させた方です。
安藤さんに続く4回転ジャンパーになる可能性を秘めてるって言ってるようなもの。すごい期待が出来る選手だったんですねぇ!
それならば、トリプルアクセルを大会で成功させる日はそう遠くないかもしれません。
トリプルアクセルを練習で成功させている
最初の方で、トリプルアクセル以外の3回転ジャンプが跳べるって書きました。トリプルアクセルが跳べないかのような言い方でしたが、実は練習で成功させています。
本番では『全日本フィギュアスケート選手権 2013』にて挑んだものの、回転不足で倒れてしまいました。
大庭さんは「成功率が高くなれば武器にしたい」と言ってたので、あとは時間の問題ですね!
ところで、「同じ3回転ジャンプでも何故トリプルアクセルが跳べないのか?」ってフィギュアスケートに詳しくない方は疑問に思ったことでしょう。
3回転ジャンプの中でトリプルアクセルは一番難しい
トリプルアクセルと言えば浅田真央さんの代名詞でしたよね。でも、女子で跳んだ人は過去に十数人しかいません。
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ISU公式大会で女子選手として史上初めて4回転ジャンプ(サルコウ)を跳んだスゴ~イ安藤美姫さんでさえも、トリプルアクセルは出来ないと言うくらい非常に難しいジャンプなのです。
まず、ジャンプの種類は6つあります。
- トゥループ
- サルコウ
- ループ
- フリップ
- ルッツ
- アクセル
上から順に難易度が難しくなっていきます。これらの何が違うのかというと、跳ぶ前の体の向きなどが違うんですよ。
アクセルジャンプはこれです。
出典:日本スケート連盟
最も難易度の高いアクセルジャンプは、他のジャンプと違って前向きで跳ばなくてはなりません。一般的には後ろ向きで跳んだ方が跳びやすいとされています。
スケート靴のつま先って、ブレーキをかけるためのギザギザが付いてるんですよね。
こんな感じでついてます。
ジャンプする直前って、床を蹴るためにひざを曲げてから蹴りますよね。この時、力を入れる方向が前寄りになるとブレーキがかかってしまい、転倒に繋がってしまうんですよ。
そして、アクセルジャンプの着氷は後ろ向きになるので、さらに半回転が必要になります。つまり3回転半ですね。
3回転半跳びきるためにはスピードと高さが必要です。リンクを強く蹴ることになるので、ギザギザをひっかけないように跳ぶのが難しくなってくるんですね。
フィギュアスケートのジャンプって奥が深いです・・・!
大庭さんは短い助走で3回転ジャンプが跳べる選手なので、絶対成功させてくれると信じています!
それにコーチが非常に優秀だから跳べるでしょう。なんて言ったって、浅田真央さん浅田舞、そして安藤美姫さんを指導した門奈裕子さんですから!
トリプルアクセルや回転ジャンプのノウハウをみっちりたたき込まれれば、前代未聞の凄いフィギュアスケーターになるかもしれない!?
新たなフィギュアスケート選手と言えば、樋口新葉さんもいました。新世代の選手はライバル争いが激しそうです。
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