4年に一度行われる大きな大会、2014アジア大会が韓国の仁川で開催されました。
9月20日には柔道の中村美里が女子52キロ級で金メダルを獲得!日本人で金メダル1号となりました。とてもおめでたいことです!
中村美里が金メダルを獲得!
私はテレビで見ていましたけど、強かったですね中村選手。準々決勝、準決勝、決勝どれも一本勝ちを決めました!
寝技が炸裂!
特に寝技が強すぎましたね。準々決勝と準決勝は組み合って転がったあと、中村選手が相手選手を抑え込み寝技をかけにいきました。相手は暴れるも、寝技をかけられたままで全く動けず。
私は柔道をやったこともなければ、詳しいわけでもありません。アジア大会で初めてじっくり見たくらい。
なので寝技をかけられると覆しようがないものなのか?と驚きながら見ていました。
相手選手が寝技で上半身が固定されて動けないのは見ていて分かりました。が、下半身は自由だったんですよね。だから足を使って寝技を返せないのかな?と思ったんです。でも何もできずに勝負が決まりました。
中村選手の寝技があまりにも強すぎました。詳しいテクニックは分からないので書けませんが、力があるように見えましたね。
そうそう中村選手、小学6年の頃に親子柔道寝技対決で父親と勝負したことがあったんですよね。その時に勝ったのは中村選手。小学6年でしかも女子で大人の男に勝ったのです。父親は全く動けなかったという。
凄すぎましたねぇ。
そして決勝ではトルクメニスタンの選手と試合し、足技の小外刈りで1分40秒で勝利しました。
優勝するまで表情が変わらない
これまで見てて思ったのは、決勝で勝つまで一切表情が変わらなかったことです。気持ちにブレが全くありませんでした。試合開始直前は、高くジャンプして地面をダンッと蹴って気合を入れてましたけどね。それでも「いくぞー!」って感じではなく表情は真剣そのものでした。
表情に変化がないのは、過去に「金メダル以外はどれも同じ」って言葉を残してるからなんですね。彼女には金メダルが勝利、それ以外は敗北と考えていると言ってもいいです。
なぜその考え方なのかというと、中学生の全国大会優勝したにも関わらず、父親に「中学生の大会で優勝したくらいで喜ぶな」と言われているのです。目指すのは金メダルであって、それ以外は通過点にしか過ぎないのですね。
だから中村選手は準々決勝、準決勝に勝ち進んでも「うれしい」とは微塵も思ってないと思います。少しでも「うれしい」と思えば気持ちに乱れが生じてしまいますしね。その油断が命取りになることだってあるわけです。
そして決勝時、中村選手以外の日本人選手が連敗していく中、彼女は控室で待機してて畳に行く時に負けたていたことが分かったそう。それでも「勝たなくちゃ!」っていう気負いは無く、いつも通りの自分の戦いをしようと思っていたとのこと。
流石です。ブレません。
ただ、決勝戦はより攻める姿勢があったように感じられました。5分という試合時間で、1分40秒で決着をつけてましたし。私が考えすぎで、本当は早急に決着をつけるのが彼女の戦い方なのかもしれません。
そして、優勝が決まると中村選手の表情が緩みました。金メダル以外だと笑わない、むしろ悔しい表情を見せる彼女ですが、笑った顔を見れたのは良かったと思います。
中村選手は昨年に左ひざを怪我して手術していたので、今回の優勝は本当にうれしかったと思いますよ。
一先ずゆっくり休んで欲しいですね。金メダルおめでとうございます!お疲れ様でした。
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