柔道の中村美里選手は勝っても笑わないことで有名です。彼女にとって初めてのオリンピック、北京五輪では銅メダルを獲得したというのに笑顔が見られませんでした。普段の中村選手はとても可愛らしいんですけどね。
なぜ笑わなかったのか・・・それは父親がとても厳しかったからなんですよ!父親の考えが興味深いです。
父親の影響で負けず嫌いに
父親は中村選手が保育園に通う年齢でも、テレビゲームや相撲で全く手加減してなかったみたいなんですよ。父親と小さな子供、誰の目から見たってそりゃあ父親が勝ちますよねぇ。子供は負けて悔しいので当然泣きじゃくります。
それでも中村選手の父親は手を抜かない!
いい大人が大人げない?いいえ、ちゃ~んとした理由があるんです。
それは、
「小学校に入ると周囲に負けることがある。負けたら悔しいという純粋な思いを鍛えたかった」
と父は語ってましたよ。その言葉にいろんな思いがあるのでしょうね。
それにしてもこの言葉なんだか深い気がします。
普通誰だって負けたら悔しい。それはそうです。でも、大人になるにつれて負けても悔しいって気持ちが薄れてくる気がするんですよね。何だろう、負けたら「自分に才能がないから負けて当然」って考えてしまうことが多くなるというか。
悔しい気持ちを忘れてしまったら、次は同じ気持ちを味わわないように勝つぞ!と悔しさををバネに出来ませんよね。
テレビゲームや相撲など全く手を抜かないのは、スポーツ選手にとって大事な心を教えるためでもあったんじゃないかと私は思いました。
小学生
中村選手が小学生に入ってからはホントに負けず嫌いに成長していったんですよ。
小学6年で親子で柔道の寝技対決をしたことがあったんですね。もちろん相手は父親。父親は柔道やってる人じゃないけど、体格差はどう見ても父親が有利。
と思われたんだけど、中村選手が寝技で抑え込んで父親は全く動けなかったんですよ。小学6年にして大人の男性を抑え込むなんて・・・(笑)。空き巣が入ってきても撃退できちゃう。
ここまで強くなれたのは負けず嫌いな性格が影響してるのでしょう。
中学生
中学に入ってからも柔道の強さを存分に発揮していました!なんとですね中学2年で全国大会優勝しちゃうんです。そしてアジアジュニア選手権も優勝というすんばらしい経歴があるんですね。
しかし!父親はこんな言葉を発していました。
「中学2年で全国大会優勝してるけど、中学生の大会で優勝したくらいで喜んでるなよ」
と、厳しさは相変わらず。
でも私はもしかして父親も負けず嫌いなんじゃないかって気づいたんですよ。父親は小6の中村選手に寝技されて負けてましたよねぇ。これがあった後じゃどうしても父親が娘の成長に恐れて意地になって・・・いやいや変な考えでしたね^^;
本当は、世界を目指すんだからこれくらいで喜んでたら勝てないよっていう意味ですよね。満足したらそこで終わり。向上心を常に持てと。
世界へ
そして中村選手が初めての北京五輪。この時の彼女は年齢にそぐわぬ発言をするんですよね。
結果が3位で銅メダルを日本に貢献できたというのに、中村選手は全くうれしくない。
「金メダルを目指していたので悔しい。金メダル以外は同じです」
って言葉を残していました。この時19歳の若さで発言した言葉なんですよ。世間を驚かせていましたね。
子供の頃に教え込まれた「負けたら悔しい気持ち」が強く根付いているから喜べなかったんですよね。そういうところはホントにストイックだなと思います。
10代の頃の中村選手は泣いたことないのでしょうか。嶺井美穂さんみたいに、大きな試合の前に緊張するなんてことは・・・、いや想像できませんね(笑)。
⇒嶺井美穂の可愛い笑顔の画像7選!実は泣き虫な性格だった!?
でもでも!柔道一筋に見える中村選手だけど、本当は女の子らしい一面があるんですよ?
普段は女の子らしい
趣味はお菓子作り
これは意外すぎました。柔道の試合を見てると強気に挑むので、普段は体を動してそうな気がしてましたもん。
でもお菓子作り!ギャップがあって良いですね^^。
なぜお菓子作りかっていうと、中村選手が高校時代に減量の苦しさを解消するためなんですよ。食べ盛りな時期に体重制限を守るために減量は精神的にキツかったと思いますよ。
そして作ったお菓子は家族に食べてもらうとのこと。特に一番うれしいのは父親でしょうね~。小さいころから負けず嫌いの気持ちを教えてきたわけですし。
中村選手の作るお菓子ってどうなんだろう?と思ってると、父親がこんな言葉を話してました。
「案外、おいしいよ。オレたちは毒味役だけどね」
(笑)。
父親って冗談を言う方だったんですねぇ。厳格な人だと思ったけど案外そうじゃないのかも。
家族にお菓子作りを振舞うほど好きな中村選手は、パティシエにもなりたいと思ってるんですって。もし店を構えるようになったら行ってみたい!
柔道選手は、柔道以外の分野を持ってらっしゃる方が大多いですね。ヌンイラ華蓮さんはアニメ好きですし。
⇒ヌンイラ華蓮がハーフでかわいい件!アニメ好きな性格だが実は彼氏がいた!?
戦うためのエネルギーを趣味でチャージしてるのかもしれないですね。
高校時代は今どきの女子高生だった
これも意外なんだけど、高校の部活が終わった後はカラオケで歌ったりやプリクラを撮ってたんですよ!私には柔道のイメージしかないので意外すぎます(笑)。
柔道はストイックだけど学校生活やプライベートは好きなことをして、オンオフの切り替えが出来てるんでしょう^^。
ちなみにこれが高校時代の中村選手。プリクラじゃないけど。
今とあんまり変わってない!見た目の若さを保ってるのはやっぱり運動してるから?
余談ですが、中村選手が小学生の頃はピアノを習ってたそうですよ。でもやめちゃいました。「K-1」を見てかっこいいと思い空手をやりたいと言ったんですね。
でも母親が格闘するようなスポーツは危ないからと反対されちゃうんです。それでもじっとしてるより体を動かすのが好きな中村選手はなんとか意見を通し、柔道をやる許可が降りたんです。
へええ、そうだったんですね~。
中村選手って基本は活発的。だけどお菓子作りが趣味という可愛らしい一面があるっていうのが面白い!柔道の活躍も期待だけど、パティシエの夢も応援しちゃう!!
それと、父親の考え方に共感しましたね。世界一を目指す選手を育て上げるなら、子供を子供だと思わず一人の人間として厳しく接するべきだと。
勝負の厳しい世界に勝つために早い段階で大人と変わらない精神力を身に付けさせたからこそ、中村選手は金メダルを多く獲得できているんだと思いましたよ。
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